無農薬栽培の食材をできるだけ選んで商品を作っています

その理由は、自然な苦さ渋さがそこにあり、加熱によって

その苦味と渋みの変化が心地よく体に馴染むようなものに移り変わる

そんな感覚があるからです。

慣行農法で育つ食材は効率よく美味しい食材を作り続けるのに

適した栽培方法である代わりに、単調に甘く単調に香り高いものになります。

そういった食材はそのまま食べるのが良いと思います、加熱しない非加工のままで

加工する商品に求められる食材は加糖や加塩した時に生まれ変わる味わいだと思います。

加工は保存能力を高める側面があるために加熱や加糖、加塩がされるので

生で食べて美味しいものよりも加熱によってよりよくなったり

保存期間によって熟成した時によりよくなっていく食材の強さが必要になると感じます。

今回のプラムも火を加えて煮込んでいる時に出てくるアクは優しく取り除く必要のないものでした

無農薬の食材で出てくるアクは、’灰汁’の漢字の灰のような色をしたものは出てこないことが多いです

少し濁った泡の塊が出てくるだけでそれ自体に変わった味などは感じられません

邪魔な要素でないためにそのまま閉じ込めてしまいます。

そういったこだわりで生まれる商品ですが味わい的には何も変哲のないジャムなので

肩の力を抜いてお楽しみいただければと思っております。